手塚治虫作品で育った私は
この作品に出会ったのは
かなり遅かった。
病院の待合室の本棚で
見つけた「どろろ」
すごい衝撃だった!!
一気に読んで
なんだか、すごい物を読んだ!!
やっぱり!手塚治虫って天才!!
そのキモチのまま
ネットで、手塚治虫ファンクラブ的なものを
見つけて、掲示板に書き込んだりした。
白黒アニメもネットで見た。
ちょうど、映画化もされ、それも観たw
それから、長い月日を超えて
始まった。
OPの火炎も、EDのさよならごっこも
世界観に合っていて
すべてが、作り込まれている世界だと思った。
新しい百鬼丸は、綺麗な青年。
どろろに面倒をみてもらってる感じ。
百鬼丸は、ずっと表情を変えない。
早く、感情をもった百鬼丸が見てみたいと思った。
百鬼丸の弟の多宝丸も、また孤独を抱えている。
多宝丸は、ずっと、親元で育ったのに
母親からの愛情に飢えた青年だった・・・
この作品が、少年誌では暗すぎるとか
打ち切りになったり
こんなに、おもしろい作品が、なんで?
と、思わずにいられない。
自分の奪われた身体を、取り戻す
百鬼丸の旅の終わりを知っていても
どうか、どろろとの未来を願わずにはいられなかった。
どうか、最後のどろろの笑顔の先に
百鬼丸が立っていますように・・・
そんなことを思うファンにも
最高な最終回だった。
途中、OPとEDが変わって
毎週見ていたのが、ほぼ、飛び飛び?w
になってしまったのでw
きちんと流れで改めて見て
百鬼丸、めっちゃ、しゃべれるようになってるw
しかも、どろろのこと好きになってるwww
どろろが見えてる世界が見たいとか
百鬼丸が自分のキモチを
きちんと話せるようになってる!!w
あのボヤッとしたEDに
なんで、そんな映像???
ボヤッとした人物は、どろろだろうな・・・
と、思ってたら
最終回が近づくと、そのどろろが鮮明になった!!
あ、これは・・・
もしかして、百鬼丸が見えてる世界なのか!!
と、理解した。
百鬼丸は、多宝丸も父親も殺さない選択をした。
それは、百鬼丸のココロの成長だよね。
ふたりが、離れ離れになっても
希望が見える最終回に感じられたのは
この成長のおかげだと思う。
そのココロの成長は、どろろがあげたものだよね。
多宝丸も、兄弟のように一緒にいた
陸奥と兵庫を失って
最後に、ずっと飢えていた母親の愛情の中
安らかになったのは良かったかも。
多宝丸が、やさぐれず
まっすぐに育つことができたのは
陸奥と兵庫がいたからだろうな・・・
最後に、父親が自分の愚かさに気づいて
後悔するラストも
スッキリするラストだったと思う。
原作も短いし中途半端に終わってるから
それを、ここまでキレイに持っていけたのは
本気で作ったアニメだったんだろうと思う。
途中で、変わったOPとEDも
もちろん悪くはなかったし
他のアニソンより評価は高いけど
最初のOPとEDが良すぎたw
あまりにも、この作品に合いすぎてw
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