子供たちは夜の住人

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私の少年

本屋で、ずっと気になっていたマンガ。

タイトルと表紙に惹かれ、どんな内容なんだろうと

手にとったのがキッカケ。

 

30歳OLの聡子と、12歳少年の真修。

 

このふたりの交流が、今後、どうなっていくのかな?

単純に恋に発展したら、ちょっと、つまらないな・・・

とも、思っていた。

 

でも、聡子が真修の母親的役割になっていくのも

つまらない。

 

じゃあ、どんな感じなら納得するんだろうか?

 

と、いろいろ思いながら

新刊が出るたびに読んだ。

 

まるで少女のような容貌だった真修は

中学生になり髪がショートになった。

そして、高校生になるとかなりモテる存在に。

 

真修自身の中身は、純粋さと素直なまま

成長していく。

 

この作品で、ずっと理解できなかったのは

聡子の元恋人・椎川の存在。

元恋人で同じ会社の上司。

 

聡子を誘い、婚約者を紹介する。

そのことにショックを受ける聡子。

 

ん?

聡子が、ちょっと勘違いしたからショック?

この椎川って人は、聡子なんて眼中にないよって

ことを言いたかった?

ふたりの関係性が、ちょっと、よくわからない・・・

 

椎川と、高校生になった真修との会話。

 

んんん???

椎川って、聡子のこと好きなの???

あれ?

でも、婚約者いるのは椎川じゃん?

元カノに新しい彼氏ができたら、何かイヤってやつ?

椎川のキモチが、いまいち、わからない・・・

つき合っていた時、自分を見ず誰かを重ねていたことに

ずっと、傷ついていたっぽい言葉・・・

大学の時から30代になるまで

そのキモチをこじらせていたってこと???

じゃあ、婚約者との関係性は???

とか、いろいろとモヤモヤwww

 

聡子と、きちんと向き合えたからこそ

婚約者との結婚に踏み切れたってことなのかな?

まぁ、婚約者のことが、ほんとに好きで大切に

思ってるんならいいんだけどさ。

 

小学校の頃から、真修を好きでいる菜緒も

高校生になっていた。

 

私の年齢から言えば

歳が近い聡子に共感するはずなんだけど

なぜだか・・・

菜緒のキモチに、すごく共感してしまったな・・・

 

菜緒から見たら、聡子は理想の女性に映る。

 

そうだよね・・・

聡子のこれまでの悩みや苦しみとか見えないから

ただ、ただ、真修に好かれている聡子は

菜緒から見たら、憧れや理想だよね・・・

 

真修が、聡子のことを好きになるのは

まぁ、自然の流れかな。

好きになるよね。

 

最後に出した聡子の回答に

 

私は、あ、優等生な回答だな・・・と

思ってしまった。

 

肩書や関係性に名前をつけない。

だからこそ、人として寄り添っていたい。

 

この作品が、ジャンル的には

おねショタと呼ばれるマンガだと知ったけど

私が思う、おねショタじゃないと思う。

 

なんか、もっとこう別の何か。

そんな簡単なものじゃなく。

 

作者が、どう思ってるかは知らないけど

おねショタというジャンルに縛られない作品に

したかったのかな・・・とも思う。

 

だから、あえて

聡子は、真修に好きだよとも言わない。

 

まぁ、私が、未熟者なんだろうなw

 

聡子は、なんだか、とても高い場所に行ってしまった気がする。

過去の自分たちを慰める聡子を見ていたら

そう思った。

そんな感じで、真修とも会っていくのね。

 

私が、ずーーーっと思ってたことが

同じ花火を見ながら、それぞれ別の場所から

 

真修が

 

「花火、やっと来れましたね」

 

のセリフと、昔の姿のふたり。

 

あ、そうだった。

思い出したよ。

 

真修が、中学生になって髪をショートにした時

寂しく感じたんだ。

高校生になった真修に大きくなったねと言う

キモチと、だんだんと薄れていく私の感情。

 

まるで少女のようだった髪の長い頃の真修は

 

私の少年」になっていたんだ。

 

おかえりなさい、私の少年。 

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