子供たちは夜の住人

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暗闇に鈴が鳴る

夏休み時期になると

「なかよし」では、恒例のホラー祭りならぬ

ホラーマンガが掲載されていた。

 

普段は、恋愛マンガが多い雑誌だったから

その時期には、普段、読めないマンガが

読めたから結構好きだったなw

 

この作品も、夏休み期間に初めて

目にしたホラー、知らないマンガ家だったw

 

「なかよし」に曽根原澄子なんて

マンガ家いたんだ?と思うくらい見かけない

マンガ家だったw

 

元住んでいた街に

転校してきた高校生の睦美は

幼なじみの浩子と再会する。

 

浩子は、小学生の時に睦美に意地悪をしていた女の子。

 

睦美が大事な友達と思っていた黒猫「ちぃちゃん」と

引っ越す日、浩子が原因で

睦美とちぃちゃんはトラックに轢かれ

ちぃちゃんを亡くし、自身も大きな醜い傷痕を残すという

悲惨な過去を持っていた。

 

そんな過去があり、浩子を警戒する睦美。

 

転校して来て、睦美の周囲で

クラスメートが猫系に襲われる事件が続く。

被害者は、皆、睦美に傷つける発言をしていた。

 

事件が起こる時、ちぃちゃんの鈴が鳴る・・・

 

読み切り作品だったけど

長いこと、ずっと、ココロに残る作品になった。

 

浩子が、睦美に意地悪してたのは

本当は、友達になりたかったからだとか

ここらへん「ミスミソウ」に似てるな。

春花を、いぢめていた妙子は

本当は、春花と誰よりも仲良くなりたかったとかね。

 

仲良くなりたいのに不器用ゆえに誤解され

周囲からは、ただの意地悪やいぢめにしか見えない。

 

これって、永遠のテーマなのかな?

「暗闇に」と「ミスミソウ」は

描かれた時代が、まったく違うのに

似たような人間のすれ違いが生んだ不幸を

描いてる。

 

ミスミソウ」には救いはなかったけど

「暗闇に」の方は、最後は温かな終わり方をするんだよね。

その時のコマが本当にいい。

 

そのコマの効果もあり、長年、ココロに残る

作品になったと思う。

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