子供たちは夜の住人

アニメ、マンガ、音楽、ゲームを語るブログです。

聲の形

私は、この作品をまったく知らなかったんだけど

マンガ大好きな家族が買っていたので

読んでみた。

 

なんていうか・・・

衝撃だった。

 

聴覚障害の硝子が小学校に転校してくる。

徐々に、硝子へのいぢめが加速していくさまを

いぢめの主犯になった将也が主人公として

将也目線で描かれている。

 

私は、このマンガが連載どころか掲載するのも

難しかった経緯を知って

 

ああ・・・

だろうな・・・

 

と、同時に、でもこの作品の本質をきちんと

わかって連載し単行本化したことに

マガジンスタッフよくやった!!

とも思った。

 

日本人って、こーいう「いぢめ」に真正面から

どう思いますか?

みたいな道徳の授業は散々やるくせに

社会的には、蓋をしてしまう傾向があるよね。

 

将也目線で、どうして硝子のいぢめが加速していったのか?

将也が、どう感じ、どうしていぢめをしたのか?

そして、その結果、どうなったか?

 

これは、リアルで身近にある話だと感じた。

身に覚えがあるからこそ痛いところを突かれて

しんどいと感じる。

 

この何が、しんどいって

どれもわかるからだ。

 

いぢめにあってる硝子の立場も

ガキで悪ふざけのつもりだった将也の立場も

他のいぢめに加担してるクラスメイトたちも

いぢめを笑ってるクラスメイトたちも

将也を止めなかった担任も

硝子のいぢめ問題で

加担して笑っていたクラスメイトたちも担任も

全責任を将也にかぶせるのも・・・

 

すごく、胸くそ悪いものを

見せられる。

でも、それは決して

目をそむけてはいけないものだと

同時に思う。

 

障害がなくても、こーいう光景は

ほとんどの人が経験してきた

学校という名の闇だ。

 

硝子が被害者です。将也が加害者です。

おわり。

じゃない。

 

硝子のいぢめ問題と転校で去った後

今度は将也がターゲットになる。

 

ほんと、この負のサイクルも

イヤと言うほど見てきた。

 

私は、見て見ぬ振りしてるやつらも

笑って止めないやつらも

みんな同罪だと思ってる。

大人であるのに責任を取ろうとしない担任も

同罪だ。

 

担任にいたっては教師の資格がないと思う。

人間としてもどうなの?とも思う。

本当なら、真剣に向き合うべきだったし

まだ、小学生というココロも未成熟な子供たちに

きちんとダメなことや自分がされたらイヤなことは

他人にもしないとか

いろいろと話すキッカケはいくらでもあっただろう。

それをまったくしなかった、むしろ小学生ひとりに

全責任をなすりつけるなんて

ダメな大人代表で、人格に問題があるとしか思えない。

 

このマンガを読んだ時

私は、すでに大人になっていたし

学校という名の檻から出た身であったけど

このバカみたいな世界が

まだ、延々と続いていることへの落胆もした・・・

 

なぜだか、すごく悔しくて泣けてくる感覚も

味わった。

 

小学校は、ほとんど、そのまま同じ中学に上がる。

中学校に入学しても、将也はいぢめの対象で

この小学校~中学までのまったく環境が変わらないのは

私も、痛いほどわかっている。

 

将也が、高校生で自殺を考えるのも容易に想像できたし

でも、その前に、どうしても硝子へ「贖罪」をしたいと

行動するところは応援するような祈るキモチで読んだ。

 

この「贖罪」をしようと思って行動したのは

将也だけだ。

 

本当なら、将也だけでなく

担任筆頭、クラスメイトたち全員

硝子の母親からビンタされたらいいのに!!!!

と思った。

 

硝子を守りたいと強く思う妹・結絃が

一番好きだったな。

 

そして、この作品を京アニが劇場アニメ化した。

本当なら、劇場じゃなくて

2クールくらいのアニメでやってほしかったけど

さすがの京アニ

このアニメも、とても良かった。

 

私は、このマンガ家をこの作品から知ったから

次の作品にも期待!!

と、思っていたので「不滅のあなたへ」の

単行本も、もちろん買っている。

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