子供たちは夜の住人

アニメ、マンガ、音楽、ゲーム、特撮、原画展、イベント声優を語るブログです。

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アイの歌を聴かせて

まったくの前情報なしで誘われて観た映画。

 

主人公サトミの高校に、シオンという少女が

転校して来る。

このシオン、どこでも歌い出す。

 

あれれ・・・

ミュージカルアニメだった?

ハズレかなー・・・

と不安がよぎる・・・

 

序盤に、このシオンが試験中のAI少女型アンドロイドだと

サトミと数人のクラスメートだけ知ることになる。

その秘密をバレないようにシオンに振り回される生活が

始まる。

 

サトミたちの住んでる街が実験都市であり

すごく田舎だけど生活のいたるところで

AIがフツーにある近未来なところも描いている。

 

そこの描き方が、うまい。

不自然じゃない。

 

この実験都市を大企業エレクトロニクスが関わっていて

サトミの母も、そこの社員。

 

サトミは母子家庭で、しかも「シオンプロジェクト」の

リーダーが母であることを知り

母思いのサトミは、シオンの秘密を守り

母の成功を願う娘。

 

ところが、「シオンプロジェクト」の失態を

待ち望んだ上司によって

サトミの母が、お酒を飲んで荒れてしまうシーンは

サトミの話も聞こうとしないし

鏡にグラスを投げて割るなど・・・

こっちがドン引きするくらい荒れる。

ええ・・・

サトミは、普段、母思いのいい子なのに・・・

 

シオンの方は、サトミの幸せのために

突拍子もないことを繰り返す。

ほぼ、歌いまくるwww

 

この「歌いまくる」というのが大切な

キーワードになってた。

 

サトミが小さい頃から大好きなアニメ

「ムーンプリンセス」の歌なんだよね。

 

サトミの母が作ったから?

サトミのことに詳しいのかな?

と、思ったけど

まったく違ったw

 

シオンの秘密を知ったメンバーは

サトミ、サトミの幼なじみトウマ

幼なじみといっても疎遠になっている状態。

学校の人気者ゴッちゃん

ゴッちゃんの彼女アヤ

柔道部員のサンダーと

それぞれ、別に仲良しグループでも何でもない。

 

その別に仲良しでも何でもない

数人がシオンを通じて

ケンカしたり距離を縮めたりして

友達になっていくのもいい。

 

学校の人気者のゴッちゃんは

悩みを持っていたし

彼女のアヤとギクシャクしてたのは

自分の外面だけで好きになってるんじゃないか?

と思っていたし

アヤの方は、気が強いがゆえに

本来のキモチを素直に伝えられないとか。

 

サトミの幼なじみのトウマも

ずっと、サトミを好きだったけど

疎遠になってから

どう接していいかわからなくなっていたり

 

青春群像も描いてる。

 

サンダーに至っては、シオンを好きになるというw

ギャグ要員かな?www

でも、いいキャラwww

 

そんな、いろんな側面を描きつつ

 

シオンの正体を知った時は

思わず涙が溢れてしまった・・・

 

物であってもココロがあること。

そして、その一途なココロが

会いたい人に会いに来る・・・

 

その一途で純粋なキモチが

いくつもの時間を超えて来たんだと思うと

あんな突拍子もないシオンが

とても愛おしく感じた。

 

これって、きっと誰でも刺さると思う。

 

最初は、あー・・・

ミュージカル苦手なんだよなー

と、思ってたのが

まさかの感動に包まれるとはw

 

「いい映画を観た」

そんなキモチになって劇場を出た。

 

女優や俳優が声優をやるのが大嫌いな私だが

この作品は、めずらしく違和感がなかったので

そっちの面も成功したと思う。

ユー・ニード・ア・フレンド ~あなたには友達が要る~

ユー・ニード・ア・フレンド ~あなたには友達が要る~

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