子供たちは夜の住人

アニメ、マンガ、音楽、ゲーム、特撮、原画展、イベント声優を語るブログです。

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遺言だよw

あの日、私は、いつものようにテレビの前にいた。

 

1995年10月6日(金)

18:30~19:00

アニメを見終わる。

友達から、電話がかかってきた。

 

数日前・・・

ニュータイプ」を開きながら

「要チェックやで!!」とスラダンにハマってた

友達は、「新世紀エヴァンゲリオン」を見ようぜと

言った。

 

電話は、もちろん新番組「新世紀エヴァンゲリオン」の

感想回だった。

 

友「見た見た???」

魚「見たよー」

友「もう!!オープニングから凄かったね!!

  あんな凄いオープニング見たことないよー!!!!」

魚「そう・・・かな?フツーだったけど」

友「ええーー!!!!凄かったじゃん!!」

 

オープニングを思い出す。

制服着た主人公が出てた。

そんなに凄いオープニングとは思えなかったけど?

 

友達は、すごい熱量で語りまくる。

ん・・・あれ???

 

なんか、おかしい。

話が噛み合わない・・・

電話を切ったあと

 

恐る恐る・・・

新聞を漁る。

一週間分の番組欄、テレ東・・・

 

10月4日(水)18:30~19:00

新世紀エヴァンゲリオン

 

「す・・・水曜・・・やってしまった」

私が見たのは

新世紀エヴァンゲリオン」じゃなくて

神秘の世界エルハザード」だった!!!!

 

まぢかよ!!!!

「エ」しか合ってないじゃんーー!!!!!

「新」と「神」も読みは一緒だけどw

 

はい・・・

やらかしてしまったんです。

あんなに、エヴァ信者です!!と言っていたが

1話をリアタイで見はぐっていたんです・・・←死

 

え・・・

ちょっと、待って!!

エヴァ」を見はぐっていたってことは

その時間帯、自分は何をしてたん?

他の番組見てたん???

 

1995年10月4日(水)18:30に該当する番組・・・

NHKフルハウス(第6シーズン)」

ないないないないwww

見てないっすwww

 

寝てたか、「ときメモ」やってたんだろうな・・・←

 

1995年10月11日(水)

18:30~19:00

はわわわわわっ!!

何これ!!めっちゃ凄い!!

 

友達と電話。

友「今週もよかったねー!!おもしろかったー」

魚「もうもう!!オープニングから凄かったね!!」

友「それ先週、私が言ったじゃんw」

魚「うんうん!!だけど、凄かった!!!!」

 

1話と2話の私の熱量の違いに

友達は笑っていたけど

そう、私は、この「実は1話を見ていません」を

長年、封印することになるwww

決して、バレてはならぬwww

 

深夜の再放送組に対し

「え?いまさら?遅すぎw」と上から目線で言いw

エヴァ」知らないけど、なんか人気だから

映画見たけど意味わかんなかったーwwwとか

言われれば「これだから、にわかは!!」と

怒っていましたがw

 

お前、リアタイで1話見てないの?????

という秘密を持っていたんですwww

もう、ボコってくださいwww

叩かれまくる案件ですわwww

万死に値するwwwww

 

「見知らぬ、天井」

が、初見だった私は、シンジがベッドから

目を覚ますシーンで

あぁぁぁ・・・先週、戦闘があったんだろうな。

どんな戦闘だったか見たかったな・・・

 

ここでねw

使徒、襲来」を見た方々ならば

「戦ってねーしwww」とツッコミが入るんでしょうw

ミサトさん、シンジくん死なないでよじゃねーよ!!www←

 

この1話は、思ったよりも早く補完することができましたw

放送が始まって、結構早くにVHSが発売されたからですw

もう、そっこー予約して買ったよー!!!!

そして、何度も何度も見たよーwwwww

 

思春期に見たアニメが、一番好きな作品になるって

どの世代のオタクは言うけど

私が、「エヴァ」を見た歳は思春期どころか

成人してたからねw

 

思春期に見たアニメも、もちろん思い入れがあるし

大好きだけど

それを「エヴァ」は、飛び越えてきた。

 

あの日、あの時、テレビの前にいた人らが

「僕は碇シンジです!!」

と、自分の中の碇シンジが目覚めた瞬間。

 

社会に出て働き、成人済の大人だと思っていた私は

自分は、ほんとは大人じゃなかったことに

気づいたんだ。

 

あの思春期特有のものが、ずっとココロの中にあったけど

それを見ないようにしてきたんだって

ほんとは、親から愛されたいと思ってるキモチや

人の目ばかり気にして「いい子」でいたこと

そーいうキモチに、全部フタをして生きようとしていた。

 

そんな、見ないようにしてきた自分を見つけてしまった。

エヴァ」を通して。

 

シンジが、ゲンドウから、褒められると嬉しくなったり

裏切られれば傷つくし

人に合わせて生きてるけど、すごく生きづらそうで

そんなシンジに、みんな自分を重ねてたんだと思う。

 

あー・・・痛いなぁ

苦しいなぁ・・・

なんて、ココロに刺さりまくるアニメなんだ・・・

シンジだけじゃなく、アスカも、ミサトさん

リツコさんも、みんなみんな生きづらそうだ・・・

 

みんな、自分の中の「碇シンジ」に気づいた瞬間。

エヴァ」は

社会現象を巻き起こすほどの作品になったんだと思う。

 

90年代の社会背景がどうとか

1995年が、どんな年だったとか

多少は、カンケーあるかもしれないけど

 

少なくても、私は自分の内面に

とても近い「エヴァ」だから特別になった。

四半世紀経っても、それは色褪せていない。

 

私のように、本当は、ずっと生きづらいと思ってた人たちに

刺さったのが「エヴァ」だったと思う。

そんな子供たちを、たくさん生んでしまった日本の姿なんだ。

 

エヴァ」が刺さらない方がいい。

エヴァ」が刺さらないってことは

少なくても生きづらさを感じてない

もしくは、親と良好なカンケーだと思うから。

 

そして、今、現在の自分は

やっぱり、まったく大人になっていないなと

感じる。

 

歳を取ることが、大人になるわけじゃないって

わかってるけど

18の頃から思っている「本当の大人」って

なんなんだろうな?という疑問の答えは

まだ、見つからない。

 

もう「エヴァ」のテレビシリーズなんて

どれくらい見たか、わからないほど見てるのに

いつも、いつも発見がある。

 

20代の私、30代の私、40代の私。

そして、今の私。

 

それぞれの年代の私で、感じ方も違う。

20代の頃、好きじゃなかったりっちゃんを

40代になって好きになろうとはwww

 

アスカ、あんまり好きじゃないかもって

思っていたのは、自分がアスカに似てるところが

あったからだった。

 

変わらないものも、もちろんある。

 

「最後のシ者」のカヲルくんは

やはり、クオリティが高く美しいな。

すべてが完璧すぎるw

 

そして、何度も何度も見てたのに

最近、すごく疑問に思ってることがある。

 

「レイ、心のむこうに」で

レイが楽しそうに、ゲンドウと何か話してるのを

シンジが見てるシーンあるでしょ?

あれさ

レイが、楽しそうにおしゃべりするところって

それ以降まったくなくない?

ゲンドウの前で、笑ったり表情豊かなの

あの時だけじゃん?

どーいうこと???w

一体、何を話してたんだろう、気になるw

1995年

テレビの前で、アニメを見る。

プレステで、ゲームをする。

 

変わらない日常が、これからも続くと思っていた。

あの時の私は、それを幸せと感じていたのか

感じていなかったのかは別として。

 

エヴァ」の単行本を買う。

どのコマも、全部、好き。

この「エヴァ」の良さを、みんなに伝えたい!!

 

コンビニで、単行本の気に入ったシーンを

コピーを取る。

 

家に帰り、コマをバラバラにステックのりで

A4サイズの紙に貼りまくる。

好きなセリフもバラバラに貼りまくる。

1枚じゃ貼りきれないから2枚にしよう。

 

自分的、エヴァ愛のつまった手紙←

を、親友に送った。

 

ワクワクして電話をすると

親友は

「なんか、よく、わかんないけど

魚が、この作品が好きだってことはわかった(困惑気味)」

え・・・

あれ???

エヴァ好きになってくれると思ったのに?

なにか間違ったかな???

「ナディア」好きだったから←いつの話

エヴァ」も好きになってくれると思ったけど?

 

それ、ただの怪文書になってるから!!!!www

犯人からの手紙になってるからーwww

 

どうして、単行本を貸すとかしなかったのかw

もっと、フツーにオススメできなかったのかw

 

まさか、成人してから

親友から、中二病こじらせ怪文書が届くとは

思いもしなかっただろうwww

 

当時は、ほんとに愛がつまった最高傑作!!

と思ってたけど振り返ると痛いなーwww

あまりの痛さに笑うwww

 

人生なんて、痛いことの繰り返しだよね。

 

そう、これは私の「遺言だよw」

心よ原始に戻れ

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