「暗闇に鈴が鳴る」単行本に収録されていた作品。
個人的には、このコミックスの中で
一番、好きな作品。
両親と妹と仲良く暮らす優香は
幼い頃から奇妙な夢を見ていた。
ある日、自分が養子であることと
本家へ相続のために連れ帰されることになり
大きな古い家敷につくと
そこには、自分とそっくりな双子の姉
美香がいた。
美香は車椅子が必要なカラダだった。
どうやら、美香をそんなカラダにしてしまった原因が
優香にあって養子に出されていたっぽい。
実母は、優香に対して冷たく
味方がいない家敷で、許嫁と言われた那智だけは
優しく接する。
そんな中、知らない布団で目を覚ます優香に
覗き込むように日本人形が座っていた・・・
これ、フツーに人形がコワイwww
人形の描写が、ほんとにコワイwww
読んでるこっちまで、ビクッとするくらい驚くwww
でも、この作品でコワイのは
やっぱ人間だな。
優香を育てた両親が、優香を連れて行こうとする
黒服男たちに対して
「あんな、はした金で押しつけておいて!!」と
怒るんだけど・・・
ええ・・・
一緒に暮らしてきて愛情とかないの???
しかも、車にムリヤリ乗せられた優香が
家族に助けを求めて窓を見ると
家族に大金を渡してる描写があって
両親も妹も笑顔になってる・・・
コワイ・・・
妹とかさ、生まれた時から
一緒に育ってきたのに???
そして、実母も謎。
双子の姉妹ってことは、どっちも自分の子供なのに
なんで美香しか愛せないの???
事故が起きたのは、2,3歳の頃
家敷の池に美香が落ちて、近くに優香がいたけど
そんなん助けられるわけないじゃん!!
めっちゃ大金持ちなんでしょ?
乳母やら家政婦やらいなかったの?
そんな小さな子供だけで池の近くにいさせるの
おかしくない???
責めるべきは母親自身なんじゃないの???
その矛先が優香に向かうのわからないw
それに、そのいわくつきの池も壊せよ・・・
と、思うwww
美香としては、大好きな那智を取られた!!
許せねぇ!!
と、思ってて
優香としては、優しい母親がいるじゃん!!
と、姉妹ケンカするシーン好きw
やっぱね、ちゃんと言いたいこと言って
ケンカするのが一番だと思うw
でも、これ「なかよし」本誌向けではないのは
めっちゃわかるwww
「なかよし」本誌は、当時
ほんと人気なかったw
でも、年齢があがると
いろいろなマンガが読みたくなるから
曽根原澄子作品は、いい感じに
子供向けからの脱却にはいい作品だと思う。
大人になっても、あのマンガは
一体なんだったんだろう?
と、残る作品が多い。
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