さかなゼロひき

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そしてキミに会いに行く

高校生の時、時代はアニメのパロディ雑誌で

賑わっていた。

 

私は、電車通学だったので同じ部活の子が

毎回、パロディ雑誌を帰りの電車の中

一緒に読むのが日課だった。

 

主に「トルーパー」のパロディが多かったけど

仮面ライダーBLACK」の南光太郎が江戸時代?に

タイムスリップする話や

今、流行りの異世界の走りと言えるものも

結構あった。

 

そして、今回、紹介するのも

私が初めて異世界系を読んだ走りだったマンガ

「そしてキミに会いに行く」だ。

 

ガンダムアムロファンのOLオタク女子・庸子が

目を覚ますとガンダムの世界にいて

大嫌いなシャアと会う。

無事に、もとの世界に帰ってこれたと思ったら

今度はシャアが、現実世界に来てしまうって話。

 

雑誌で読んだ程度で、特に好きなマンガ家でもなかったし

そのままタイトルも忘れて年月が経った。

 

それが、アニメイトで単行本を見つけた時

ああ、懐かしいな。

もうパロディ雑誌も廃誌になって

私も大人になっていた。

 

これって、アムロ好きの主人公が

シャアと会う話だったよなー

と、なんとなく買った。

 

この作品は、現実と二次元の切なさというか

寂しさも含んでる。

 

当時、年上だった二次元キャラが

気がついたら自分より年下になってるとか

オタクなら、あるあるな現象。

 

二次元キャラは、永遠に歳を取らないからね。

 

庸子が

 

「あたしはずっとアムロ派だったけど

今でも、あんたのポスターを貼ってる人を知ってる

結婚しても、あんたを忘れてない人を知ってる」

 

のセリフは

当時、高校生だった私は部屋にアニメのポスターを

貼ったことなかったし

ガンオタじゃなかったからフツーに読んでた。

結婚も考える歳じゃなかったしw

 

当時のこのマンガ家の年齢はわからないけど

このセリフが、ジワジワ来るようになるのは

大人になってからだ。

 

私が、初めて部屋にアニメのポスターを貼ったのは

エヴァ」からだw

当時、14歳だったシンジくんたちと同じ年齢に

めちゃくちゃ憧れたw

そのチルドレンたちも、なんと!!

40になってるんですよ!!!!

時代の流れ・・・

 

そんな二次元キャラへの

愛が、いっぱい詰まったマンガ。

 

推しのアムロじゃなくて

大嫌いなシャアと会うっていうのが

実は、作者のシャア好きの友人・庸子さんへの

メッセージにもなってたのも良かったな。

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