子供たちは夜の住人

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ぼくの地球を守って

高校時代、友達が、すごくハマっていて

「ぼく地球」の単行本やイメージカセットを

貸してくれた。

 

友達は、輪くんが大好きで。

 

私は、最初は、ちょっと絵柄が

好きじゃないなぁって思ってたけど

どんどん、読み進んでいくと

惹き込まれていった・・・

 

友達から、単行本を借りた時

まだ、雑誌は連載中で終わってなかったんだよね。

だから、ほんと最初の方の単行本を借りただけ。

 

で、「ぼく地球」にハマった私は

初めて同人誌を描いた。

当時は、学生だったし、お金もなかったから

コピー本。

aoisakana5.hateblo.jp

内容は、輪くんが春ちゃん

いぢめる数々のシーンをギャグにしたり

春ちゃんが未来路くんと出会う水族館の

シーンをギャグにしたり・・・

と、ギャグ本ですwww

 

私が、最初に好きになったキャラは

紫苑だったな。

紫苑推しだったのに同人誌に紫苑を

描かなかった件www←

 

ストーリーは

現在を生きる主人公たちと、前世の頃の自分たち。

現在と前世が、絡み合い

物語は、複雑化していく。

 

読者は、すっかり騙されるんだよね。

「ぼく地球」という複雑な物語に。

私も、騙された。

だから、真実を知った時の衝撃は大きかった・・・

 

輪の前世は、秋海棠ではなかった。

輪は、本当の秋海棠・笠間春彦に接触

前世の秋海棠がしたことを責め、弱みを握る。

 

前世の秋海棠は紫苑にだけワクチンを打って

メンバー全員が死んだあと

紫苑が9年もの長い間、月基地で仲間の遺体に囲まれながら

ひとり孤独と絶望の中で生きていたことを知り

春彦は、自分の犯した罪の重さを知る・・・

 

亜梨子たちと輪くんの歳の差は

紫苑が、孤独に生きた時間だった。

 

輪は、亜梨子の覚醒を望むが

亜梨子は、なかなか覚醒しない・・・

それどころか、亜梨子は、自分は

木蓮の生まれ変わりではないと思い始める。

 

最初は、輪くんに感情移入できなかったんだよねw

楽しんで人を脅迫したり、おちょくったりしてるように

見えたから。

不思議なチカラを与えられて

ひゃほーい!!

悪いことに使うぜぃ!!

みたいなw

 

輪くんがファーストフード店で

春ちゃんと会話してるシーンは見たことあるなぁと

思ったら、中学の時に

友達が買っていた雑誌の1シーンだった。

あの雑誌は「花ゆめ」だったんだな。

そして、中学の友達も「ぼく地球」が好きだったんだ。

当時の私は興味なかったら一緒に読んだりしてなかったけど。

 

読み進めていくと

実は、輪くん自身にも恐怖があって

夢が本当なのか、今が夢なのか?

どっちが、本当なのか、わからない・・・

目が覚めて、やっぱり、月には

自分だけだったら、どうしよう・・・と。

 

輪くん、まだ小学生だもんね。

亜梨子が言うように

真っ白な未来が待ってる子供だよ。

小学生の小さなカラダに

幼少期から成人までの紫苑の

つらすぎる過去を、どーんと

背負わされたら・・・

しんどいよね・・・

 

でも、ちゃんと輪くんは、輪くんで

紫苑とは、違う考えも持っていて

亜梨子が、輪くんに

子供時代って大事っていうよって

シーンも、すごく、よかったな。

 

前世に苦悩していたのは

輪くんや、春ちゃんだけでなく

槐を前世に持つ一成も、また、友達である

迅八に、恋ココロを募らせている・・・

前世で、親友同士だった桜が相談相手になったり。

迅八の方は、亜梨子に片想いをしている。

 

転生して、平和な日本で、普通の学生として

暮らしているのに・・・

それぞれに、前世に振り回されて

誰ひとり、幸せじゃない・・・

 

亜梨子の言うように前世なんて思い出さない方が

幸せなんじゃないか・・・

 

輪くんが、春ちゃんや未来路との

ESP戦で重体になった時に

紫苑側の前世編へ移行する。

 

紫苑が、戦災孤児であったこと

親代わりのラズロとキャーとの幸せな

78日間だけの生活。

ラズロとキャーが事故死してから

紫苑は、また孤独になる・・・

その後、裕福な家で愛情豊かに育った玉蘭と出会い

強いコンプレックスとライバル意識を持つ。

 

めちゃくちゃ泣いたな・・・

ラズロたちと幸せに暮らしてほしかったって

すごく、思った・・・

ラズロと住んでた家の風景が

紫苑の帰りたい何処か、故郷のイメージに

なってるんだよね・・・

 

ラズロから

悔しいなら不幸になっちゃダメだぞ、絶対だ。

 

その後の紫苑の生き方を知っていると

ラズロ~・・・

キャー・・・

 

で、輪くんとして転生したあと

そのイメージと同じ風景に出会って

幼い輪くんが、涙を流すシーンとか

まだ、前世の記憶をもつ前だったのに・・・

 

紫苑の孤独が、深ければ深いほど

対照的な玉蘭が、ほんと嫌いになるw

 

でも、紫苑は

ほんとは玉蘭に気づいてほしいって

キモチも、強かったよね・・・

だから、玉蘭が好きになった女の子を

奪ったりしてたけど

玉蘭のこと、好きな槐のことは応援してたし

玉蘭が亡くなった時も、すごい悲しむし・・・

 

玉蘭、嫌いだったけど

迅八は、玉蘭とは違う面が

もちろん、あって

東京タワーから、輪くんが落ちるシーンでは

迅八が助けるんだよね。

 

あと、春ちゃん

自分が本当の秋海棠だって言って

前世で、自分が紫苑にしたことも告白して

一番、怒るのも迅八なんだよね。

 

玉蘭は、なんとなくだけど

ズルい大人って感じがするんだよね。

木蓮に恋をしているけど

槐とは、カラダのカンケーになってるし

槐に、すごく失礼だと思う・・・

 

迅八は、高校生だけど

そーいうズルさとかなくて

正義感強いところとかあるけど

亜梨子が、輪くんに告白して

迅八は、失恋するんだけど

亜梨子と、輪くんが

つき合っても

輪くんの運動会には来るし

まぁ、茶化したりするけどwww

迅八は、迅八で

別に嫌いじゃないんだよね。

 

あと、秋海棠も実は嫌いwww

秋海棠って、すごく大人しくて

地味で目立たないくせに

すっごい、根に持つタイプだよね?

紫苑に、一番、ひどい仕打ちを

秋海棠がするのかぁって。

 

じゃあ、生まれ変わりの春ちゃんは?

と、聞かれたら

春ちゃんも高校生なのに

すごい、罪を背負ってしまったな・・・

と、思う・・・

僕の償いは、まだ始まったばかりです。

って・・・

 

重い・・・

重すぎるよね・・・

春ちゃんは、とても優しい少年だと

思うんだよね。

 

輪くんから、数々のいぢめを受けながらも

輪くんの孤独を、亜梨子に伝えなければって

思うの、すごいよ。

 

亜梨子は、もしかして

このまま、前世の記憶覚醒しない系?

とか、思ってたら

突然、覚醒するから、びっくりした!!

しかも、額にキチェスの印まで

出てくるし。

 

亜梨子が光熱を出して覚醒してから

今度は、木蓮側の前世編へ

 

木蓮にも騙された!!www

みんながイメージしてる聖母って私も思ったよw

でも、木蓮も・・・

つらい過去を経験してるんだよね。

木蓮も、もし両親が生きていたら

もしキチェ・サージャリアンじゃなかったら

幸せだったんだろうな・・・

木蓮も、孤独だったんだよね。

 

紫苑と木蓮は、お互い孤独を抱えながら

両想いなのに・・・

ココロのすれ違いのまま誤解したまま

亡くなってしまうんだよね。

 

ほんと、きちんと話し合うこと

お互いの傷も、きちんと話すこと

大事だなって思う。

 

亜梨子と、輪くんが恋人になり

輪くんが妹ができるんだって話してて

少し、成長した輪くんに

ちょっとの安心と

あ、やっぱり、子供時代って大事だな・・・

一瞬のような速さで過ぎていくよね・・・

 

だからこそ、急いで、大人になる必要なんて

ないんだって思う。

あどけない子供らしさとか、取り戻せないから

とても、大事だなって思う。

 

少し、成長した輪くんは

やっぱり、その年齢にしては

かなり、大人びていて・・・

だからこそ、今は、お母さんに甘えたり

亜梨子との時間を大事にしてほしいなって。

 

あと、転生した人かどうか

ちょっと、わからないけど

個人的に、思ったのは

 

亜梨子の弟・はじめは

木蓮のそばにいたリアンなのかな?

輪を助けた森先生やブンさんは

もしかして、ラズロやキャーなのかな?

 

私が、勝手に昔から好きなだけなんだけど

東京タワーと月って

やっぱり、いいよね。

スカイツリーより断然!!

東京タワー派www

 

最終回は、雑誌で読んだんだよね。

その頃、もう、自分で単行本、集めてたのか

覚えてないけど

あ、終わったんだぁって・・・

なんとなく、ひとつの時代が

終わってしまったなって感じた。

 

「ぼく地球」は、自分で単行本を

全巻そろえて、今でも大切なマンガ。

そして、画集も全部、買ったなぁー

イメージカセットは、イメージCDになってから

自分で買った。

 

そのあと、OVAを買って

めちゃくちゃ、アニメのクオリティが

高くて!!

ほんと、絵柄が綺麗なんだよね。

OVAは、最終回までは描いてなくて

途中までなんだけど

それでも、すごく世界観とか音楽が

「ぼく地球」を、わかってるって感じで!!

 

あのクオリティで全話アニメ化してほしかったなぁ

 

CDも、全部、買ったなぁー

私の好きな菅野よう子がいたり

新居昭乃が、いたり!!

 

「ぼく地球」

好きな単行本の表紙

いっぱいあるんだけど

やっぱり、1巻の表紙が好きかなぁー

亜梨子が、地球を守っているように見える表紙。

色使いも綺麗。

文庫本だと単行本の表紙と違う絵柄使われているけど

私は単行本派です。

 

最初は、絵柄がなぁって思ってたけど

どんどん、絵が綺麗になっていくんだよね。

私が、同人誌にしたシーンとかは

もう、ほんと、今でも、すごいと思うレベルだし

輪くんの髪型の髪の線とか

トーンの影の貼り方とか。

 

こんな複雑で壮大なストーリーが

全21巻。

 

今でも、なお感動するこの作品を

やっぱり才能と言わざる負えない。

 

「ぼく地球」の続編を読み切りで読んだけど

その後、続編を連載してるけど

いい加減、「ぼく地球」を超えることはないんだから

まったく別のマンガを描いてほしいなって思う。

 

私は、読んだことないけど

日渡早紀の「アクマくん」シリーズは大人気で

「ぼく地球」の連載を始めた時に

読者から「アクマくん」シリーズの続きを描いてほしい!!

と手紙がたくさん届いていたらしい。

それでも、絵柄を変えて新しいマンガ「ぼく地球」を

描くことを選んだ。

そーいうことができるマンガ家なんだから

描くことが好きであれば、また新たなマンガに

挑戦してほしいと思うよ。

 

最後に、輪くんの作文で

締めたいと思います。

 

みおくる夏 二年一組 小林 輪

 

海へいこう ありす

夏になったら 誰にも内緒で 海へいくんだ ふたりで

太陽が きみを きれいにするたび

月は 追いかけてきて ぼくをひとりぼっちにする

過去と未来のはざまで ぼくは また きみの夏をみおくる

海へいこう ありす 海へ 海へ・・・

まぶしい夏に ぼくは手をふる 懐かしくみおくりながら 

Moon Light Anthem ~槐 1991~

Moon Light Anthem ~槐 1991~

  • provided courtesy of iTunes

ぼくの地球を守って / JBX-28020

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