子供たちは夜の住人

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雲のむこう、約束の場所

新海誠作品。

 

青森の津軽半島に住む

主人公・浩紀と、親友の拓也は

遠くに建つ白い塔に憧れ

国境の津軽海峡を超え

塔まで飛ぶ、飛行機ヴェラシーラを

作っていた。

 

ひょんなことから、同級生

佐由理も加わり

 

「ヴェラシーラが完成したら佐由理を塔まで連れていく」

 

と、約束を交わす。

 

学生の浩紀、拓也、佐由理が

廃駅で過ごす、光景は

青春って感じがする。

 

浩紀も、拓也も、佐由理のことが

自然に、好きなんだなって伝わってくる。

3人のささやかな時間は

学生時代の一瞬の輝きみたいに感じる。

 

そして、突然、佐由理が

ふたりの前から、姿を消す・・・

 

佐由理が、いなくなって

浩紀も、拓也も、あんなに熱心に作っていた

ヴェラシーラの制作を中断してしまう。

 

3年後、浩紀は、ショックから

塔の見えない場所、東京の高校へ進学し

拓也は、地元の高校に進学し外部研究員になっていた。

 

たった、ひとり、欠けてしまっただけで

みんなが、バラバラになってしまうって

現実でもあることだ・・・

 

浩紀が、夢で、佐由理とココロを交わしていく

くだりが、なんか、切なくて好きかな・・・

 

佐由理は、原因不明の眠り病と塔とのつながりやら

戦争やら、いろいろとあるんだけど

 

佐由理も、夢の中で、浩紀と同じ夢を見て

ふたりが、近づいていく・・・

 

浩紀は、佐由理との約束を果たそうと決めて

眠り病の佐由理に会いに行くんだけど

 

私は、ふたりが再会して

佐由理が、目を覚ましたら

ハッピーエンドになるんだろうな、と

思ってた。

 

でも

 

佐由理が、この夢から覚めたら

夢でのことを忘れてしまう・・・

浩紀とココロ交わした大切な思い出さえも

全部、消えてしまう・・・

どうか、消えないでと祈るシーンを見て

 

 

目を覚ましたら、ハッピーエンドなんて

簡単な物語じゃ、ないんだ・・・

と、思った・・・

 

そして

冒頭のシーンを、思い出す・・・

 

大人になった浩紀が

青森に来るシーンから、始まったこと・・・

その時、浩紀は、ひとりだったこと・・・

 

その後の、佐由理が、どうなったのか?

拓也とは、どうなったのか?

 

わからないけど・・・

 

浩紀のそばには、誰もいない。

 

それだけが、描かれてるだけだった・・・ 

きみのこえ

きみのこえ

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