子供たちは夜の住人

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人魚の森

人魚の森」「人魚の傷」人魚シリーズと

呼ばれている高橋留美子作品。

 

私が、学生の頃

人魚の森」が、OVA化され

すっごく、ほしかったんだけど

まぁ、安定の高さで買えず・・・

原作のマンガを買ったのがキッカケ。

 

500年前、漁師だった主人公・湧太は

漁師仲間と、人魚の肉を食べてしまい

仲間は、死んでしまったが

湧太だけは、不老不死になり

元の人間に戻るために

戦国、江戸、明治、大正、昭和と

長いこと、ひとり孤独に生き 

人魚に会って、人間にもどる方法を聞き出そうと

旅を続ける。

 

湧太が、旅の中

人魚にまつわる人間模様や

永遠の命になってしまった湧太の孤独が

描かれる作品。

 

それまで、明るくポップな

うる星やつら」や

ドタバタ勘違い大人なラブコメ

めぞん一刻」とも違い

 

ただ、ひたすらに、シリアスで

不気味な話だ。

 

そして、私は、この人魚シリーズが

大好きwww

 

ずっと、孤独に生きていくと思っていた

湧太が、昭和に入ってから

人魚の里と呼ばれる集落で

老婆に囲まれ、大事に育てられているが

足枷をしている真魚と出会う。

真魚は、めちゃくちゃ、わがままだけど

その、わがままさが、物語に

希望を与えてる気がする。

 

真魚は、老婆たちから、人魚の肉を

食べさせられ、不老不死になった少女で

老婆たちは、美しく育った真魚を食べて

若返る予定で、真魚を育てていて

湧太と共に、そこから、逃げ出し

ひとりだった旅が、ふたりになって

ホッとしたのを、覚えている。

 

どちらも、出会わずに生きていたら

どっちも、不幸で孤独だったろう。

真魚の場合は、殺されてたと思うし。

 

湧太と、真魚の旅でも

人魚にまつわる人間模様と出会い

どれも、ドロドロとした終わり方が多く

「不老不死になった孤独」

「不老不死を求める人間の欲」

など、テーマが、はっきりしてる。

 

私が買った単行本は、かなりのワイドサイズで

ページ数も、かなりあるけど

全2巻と短いので

こんなに、短いのに、めちゃくちゃ

ココロに残る作品だなって思った。

 

るーみっくには、ほんとは

また、人魚シリーズみたいな

救いのないシリアスなマンガを描いてほしいなと

思ってるw 

Beads of tears

Beads of tears

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