栗原まもる原作マンガ。
栗原まもるを知ったのは
「デザート」という少女マンガ雑誌から。
それまで、私が読んでいた少女マンガって
小・中学生対象の純愛系シリアスマンガが
多かった。
この「デザート」って雑誌は
多分、高校生以上をターゲットにしてるのかな?
と思った。
「素肌の放課後」は、少女マンガなんだけど
すごいギャグよりw
それが、すごい衝撃だったかもw
主人公・雁為は超地味な顔、ぶっちゃけブス顔で
メイク大好きな中学生。
そこへメイク大好きな鶉と出会う。
雁為は、メイクがすごく上手いので
整形か??????
と思うくらい、すっぴん顔とメイク顔が別人。
鶉は、人にメイクすることが大好きな男子。
多分、イケメンだけど変人w
目のアレルギーのせいでメイクができない私でも
メイクの説明もされていて
なるほどーと思うマンガw
でも、基本アホな内容www←
おばさん教師が、雁為のメイクを注意した時
自分のメイクを「ナチュラルメイク」と言ってて
雁為と鶉が
「ナチュラルメイクとその手抜きメイクを
いっしょにすんなーーーーー!!!」
は、まるで作者の声のようにも感じましたw
そして、あいたたたたっと思った人も多かったのでは?w
きっと、作者は、メイクが大好きなんだろうなー
と思うくらい、このマンガはメイクマンガです。
しかも、雁為が一目惚れした男子は
雁為のすっぴんを見て、笑いながら
「すっげえブス!」
と言い放つ・・・
うあ、ありえん・・・こいつ・・・
そこへ鶉が、その男子の腹に蹴り入れるので
よしよし、よくやった!!←
と思いながら読んでいると
鶉は、雁為のすっぴんは美人って言ったら嘘になるけど
魂がキュートと言って告白する。
そんな、メイク大好きなふたりが
「スーパーメイク部」を作って
メイクと恋と友情、進路にギャグ満載で全4巻の物語です。
雁為の親友が、雁為に「ブス」と笑った男子に
恋するのだけは、理解できん・・・
と思ったけど。
そして、ヤンキー永井も、いつの時代の
ヤンキーかな?と思うけどw
超ギャグ要員の永井も
雁為から「美人」と褒められる。
いちおね、中学生たちが主人公なので
まったくエロくないですw←
3巻最後で初ちゅうですw
少女マンガでギャグ系だと
どうしても「ちびまる子ちゃん」や
「お父さんは心配症」とか連想しがちな世代ですがw
時代も変わったなぁ、と思いました。
中学生だって、メイクに興味あるよね。
かわいくなりたいよね。
そして、少女マンガでだって
こんだけギャグ炸裂しててもいいんだよねw
番外編で、永井がどうしてヤンキーになったのか?
という永井が主人公の読み切りも載ってたんだけど
クソ教師のせいだったのか・・・
でも、めっちゃ笑ったw
全4巻の中に、いくつか過去作品の読み切りが
掲載されていたので
全然、絵柄が違う・・・
ちょい昔の少女マンガの絵柄だし
ストーリーもフツーの恋愛マンガだ・・・
ある時期から、少女マンガ大変革が起きていた。
それまでの絵柄から離れる読者たち。
この栗原まもるって作者も
今よりに絵柄を変えたんだろうな。
そして、ストーリーも今よりに軽くポップで
なおかつアホでギャグ多めにした結果
私のようなやつが単行本を買うようになったんだろうw←
昔の絵柄だって、決してヘタじゃないし
好きな人は好きな絵柄だと思う。
ただ、私の好みではないだけで。
そして、この作者も、おもろくて好きだなって思ったw
(めずらしくね。基本、マンガ家のことは知りたくない)
マンガ家同士で、海外旅行に行った話を
マンガにしていて
「機内食」で「SUKIYAKI with Chicken」の
メニュー見て栗原まもるが
「◯原◯美 with T」を連想したりw←時代www
味は「照り焼きの味!!にんじんにおいてはグラッセじゃー!」
とツッコミが、とにかく、おもしろいwww
そして、作者が13歳の頃描いた処女作を
ご自身が解説してるんだけど
よく、13歳の頃の原稿残ってるなー
解説というより、ツッコミですねw
ストーリーのあらすじが書かれていて
作者の読後感が「だから何」だしwww
プールのシーンでは
「ちゃんとかこうね・・・ちゃんと・・・」
と、まぁ、ツッコミに笑い転げましたwww
しかも、当時の絵を今描くとこう!!
のイラストが、超絶うまいんだけど
そこでも
「当時買ったのが今でも残っているいまいましいトーン」
と、書かれていて
なんていうか、この作者さんのツッコミセンスに
惚れましたwww