子供たちは夜の住人

アニメ、マンガ、音楽、ゲーム、特撮、原画展、イベント声優を語るブログです。

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「α」アルファ

くらもちふさこ原作マンガ。

 

単行本に7年ぶりの新作と書いてあったので

当時、待望の新作だったのだろう。

 

自分は、単行本派なので連載を知らないけど

「α」と「+α」が、ひとつの完成体になったのが

この単行本のようだ。

 

役者4人が、織りなす人間ドラマ。

 

大物俳優の娘で女優の三神妃子。

実力派若手俳優の天水キリと山本燿、生田理一が

演じる劇中劇の6編

SFファンタジー、現代青春劇、サスペンスホラー

SFコメディ、近代西洋もの、学園ものと

バラエティ豊かな話と

舞台裏の6編の12編で構成されている。

 

舞台裏は、妃子を中心に繰り広げられる。

役者として、親の七光りだと思われてるのではないか?と

自分に自信がもてない妃子は

実力派のキリや燿に劣等感をもっていたり

キリ、燿、理一が同じ劇団出身の仲間であることに

憧れたり、恋に落ちたり

役者としても成長もしていく。

 

キリは、くらもちふさこが描くクールイケメンで

性格も、ちょっといぢわるw

燿は、大人っぽい美人で

最初は、あまり好きじゃないかも?と

思ったけど、我が道を行くところは共感したし

この作品の中では一番モテるw

 

燿が、モテる理由が、外見ではないところが

さすが、くらもちふさこであるw

 

妃子が、犬タイプだとしたら

燿は、猫タイプだと思う。

 

妃子が、自身の恋愛を演技に落とし込んだり

ただの失恋話になってないところも、よかった。

きちんとまわりが見えるようになって

他のキャラのキモチが見えてきたり。

 

人間的にも、役者的にも

成長していく妃子の最後の言葉は

希望さえも見えた。

 

劇中劇で、一番好きだったのは

燿とキリが演じた話。

 

機械オンチの女子大生・芳乃は

秋葉原電気店で、ケータイやパソコンを

購入するが使いこなせない。

偶然、電気店の店員キリと再会し

多量に買ったダンボールのままの電化製品と

パソコンの接続をキリにしてもらう。

 

この話は、くらもちふさこらしいなって

思える作品で、見せ方も、すごく上手かったんだよね。

 

愛蔵版くらいの大きさで全2巻が

あっというまに読み終わってしまうw

Little Susie

Little Susie

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