子供たちは夜の住人

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さらば、佳き日

近所の本屋で気になって購入した。

最初に1巻を購入してから、長いこと経ち

全8巻で完結した。

 

この作品が完結する前に、近所の本屋はとっくに潰れましたw

 

まず、私にはフィクションに対しての偏見は

低い方だと思っています。多分w

 

なので、この作品の本当の兄妹だけど

新婚夫婦として一緒に暮らしている

ストーリーに何の抵抗もありませんでした。

 

頼りない兄・桂一と、しっかり者の妹・晃。

 

最近、見てる朝ドラ「らんまん」で

主人公と姉が、実は本当の姉弟ではなく

いとこだから結婚しろって言われる回がありました。

ふたりは、「弟として一緒に育ってきたからムリ」

「たったひとりの姉として一緒に育ってきたからムリやき」と

反発する。

私も見ながら、それはそうだろうー

無茶言うなよ、ばーさん・・・と思ったw

 

桂一と晃は、一緒に育ってきても

「妹と思ったことは一度もない」兄を演じている桂一。

思春期の頃は、他の女性とつき合おうとしたけど

結局ダメだった。

桂一にとって晃は、同じ親から生まれた一番近い異性なんだと

思う。

でも、それを晃には言わないので

ヘタレな兄を演じているようにも見える。

晃も同じように桂一しか見てないので

桂一が女の子を家に連れて来ると傷ついたりしてた。

 

そーいう話が淡々と描かれるマンガだった。

絵柄は好きな絵だったので読みやすかったです。

あと、表紙の色使いもキレイで毎回楽しみにしていました。

 

晃の親友・珠希がいろいろあって男性恐怖症で

初恋の相手・剛が同性愛者で、しかも桂一のことが好きだし

親友の晃とも桂一と一緒にいることを知らず

音信不通になってしまうので

珠希は、桂一をぶっ叩いていいと思うw

 

ヘタレな桂一を救うのも剛だし

晃を救うのも珠希だし

ほんと、友達って大事だなーと思った。

 

桂一が、ふたりが兄妹だと知らない土地で

新婚夫婦として過ごしてると

桂一の先輩から

「俺の知ってる晃ちゃんって妹の晃ちゃんじゃないよな?」

「実の妹と駆け落ちなんて不倫より気持ち悪い」

と、言われて

きっと、世間ではそうなんだろうと思うし

桂一も自分の妹に生まれなければ他の人と結婚して

晃は幸せになってたかも・・・と思ってる時に

ずっと、会えてなかった剛が現れて

「他人に嘘をついても自分には嘘をつくな」

と、背中を押されるんだよね。

 

この知らない土地って田舎だから

都会よりは、いろんな話が筒抜けだったりなので

ほんとにまったく知り合いがいない場所に

行けばいいのにとは思った。

 

剛は、自分が同性愛者で世間では「おかしい」と

思われることと妹が好きの「おかしい」は

どう違うんだ?

と言うんだけど、たしかにそうかもなーと。

 

別に、他人に迷惑かけてないならいいんじゃない?

と、私は思った。

不倫はさ、配偶者や子供に迷惑かけるからダメだと思うけど。

 

珠希が、剛以外の男性恐怖症が少しずつだけど

治ってきて、珠希に明らかに好意持ってる黒沢さんと

珠希はその好意に気づいてないけど

珠希も幸せになってほしいと思った。

いつも他人のことばかり考えてる子だし

黒沢さんに「晃のためにお願いします」と言ったら

「お前のためじゃ!!」って言われてるしねw

 

晃たちの両親がお互い忙しくて家にいない設定で

父親なんてほとんど登場しないけど

母親は、あれだね、毒母だなって思った。

 

桂一のために晃を産んだって

これ、フツーならショックだと思うんだよね。

私ならショックだな。

 

桂一の前では、晃のことも娘として

大事に思ってるに決まってると言ってるけど

それさ、晃本人に言ってほしかったなー

 

晃には、勝手にお見合いさせようとしたり

桂一が好きとか、そんなおぞましいことしてないわよね?

とコワイ顔して聞いたりしてて

もっとさ、晃に他に言うべき言葉はなかったのか

と思ったな。

 

晃は桂一のために生まれたなら

桂一のために生きてもいいじゃないですかって

思うんだよね。

 

兄妹して生まれなかったら

そもそも出会わなかったかもしれない。

とか。

 

桂一が出会う絵本作家のハーフの女性は

しっかり者の弟が亡くなってから

ほんとの弟じゃなかったことを知って

大人になればなるほど後悔が大きくなるって言ってて

いろんなカタチの愛が描かれてたと思う。

 

でも、まぁ、桂一は私的には好きじゃないwww

 

剛じゃないけど「会いに来て」じゃなくて

「会いに来いよ」まったくその通りなんだよ!!

自分で動けよ!!と、すごーーーーく思うキャラだったw

 

お互いに、なくてはならない存在で

兄とか妹とか超えた存在だったってことなんだろうな。

実際、晃は一度も「お兄ちゃん」と呼んだことはないし

ずっと「桂ちゃん」と呼んでたし。

 

きっと、リアルで近所に

ほんとは兄妹・姉弟だけど「夫婦です」って

暮らしてる人がいたとしても

何とも思わないかも。

だって、それ、私にはカンケーないし。

お互いに好きならいいと思う。

 

自分は、弟がいるけど

もし、弟が異性として自分を見てたら

キモチワルイと思うしw

イヤ、やめろよ!!!!と思うけどwww

 

自分にふりかからない他人の恋愛は自由だと思う。

 

ただ、マンガ的には

思ったより、おもしろくなかったなーw

なんかイマイチでしたw

絵はキレイ。

でも、キャラに魅力を感じなかったんだな、うん。

 

完結まで読んだけど、んー

長年、待たされたわりには何の感情も残らんかったwww

 

あ、ただ友達と突然連絡がつかなくなるとか

残された方のキモチは、しんどいだろうなって思ったな。

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